こんにちわ。ユミです。
槙村さとる原作の「リアルクローズ」がドラマ化ですね!たのしみ。 今週火曜からですよ〜 。 槙村さんの作品は自分論が強く好き嫌いが分かれると思いますが、なんにせよパワーあふれる作品なんで元気でますよ〜。
さて、そんな今週の1冊です。

太田 光さんの 「天下御免の向こう見ず」です。
・内容 松田聖子の離婚記者会見から司馬遼太郎の死、オウム真理教に安楽死と幅広く時事ネタを切ったかと思えば、下積み時代のエピソードや単独ライブの裏話、ボツネタ、自分が見た夢、夏休みの思い出などプライベートを披露。ジャンルを問わず鋭い視点が光る、爆笑問題・太田光の原点となったはじめてのエッセイ集が満を持して文庫化。
爆笑問題のボケ・太田光のはじめて出したエッセイ集です。結構昔の。1990年代初めから真ん中あたりの作品ですね。 以下続刊されている「ヒレハレ草」、「三三七拍子」も評価が高いそう。 彼の原点が覗き見できるぜいたくな1冊となっています。
もともと爆笑問題が好きで(「検索ちゃん」ファン。こないだ終わってしまいましたね。残念!) 特にこの太田のタブーに切り込む子供のような感性が好き。大人がみんな避けて通るところを面白がってつっついて、すぐ反省。でも「見たらだめ」といわれたら見ずに入られない。 見ていてわくわくさせられていたのでつい手にとってしまいました。
やっぱり、面白い。 太田の発想は、めちゃくちゃひねくれているのに、芯が純粋で「分かってほしい」という気持ちの現れなので、憎めないのです。そして引き込まれる。「世界がもしこうだったら」「自分がもしああだったら」という想像力と、「自分は誰にも理解されない」という孤独と世界に対する拒否感。それがごちゃまぜになり、お笑いというツールを手に入れた彼が人の愛情と触れ合って、爆発する。自分の書いていることがよくわからない。
たぶん太田は「そんなふうに誰かに分析してほしくない」と言うでしょう。そして「ぜんぜん違う」と。「ただ笑わせたいだけだ」とも言うかもしれません。 だったらそれでいいのです。見るものが勝手に噛み砕いて解釈するだけだから。
ただ、彼を見るたびいつも「嬉しそうだなぁ」と思わされるのです。人をくったとき、人の言ったことに笑っているとき、自分の言ったことで笑ってもらえたとき、彼はとても純粋な笑顔をします。人とつながれた瞬間だから。それだけそれに慣れていなかった彼の孤独とひねくれは深く、かつ、それだけ彼の心が子供のように純粋だということが分かります。
これからも彼を楽しく見つめ続けたいと思います。
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