学生インターン ただいま休憩中♪
学生インターン、カオルとユミのお仕事日記。 働く中で感じたことから、趣味や学生生活まで、 気付きや耳寄り情報をどんどん発信していくブログです。
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タグ:就職 大学 福岡 九州



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Author:カオル and ユミ


カオル: 楽しいこと大好き!な大学4年生(♂) 趣味はスポーツと音楽。 インターンを始めてもうすぐ2年になりますが、 まだまだ日々成長中!

ユミ: 大学2年生になりました(♀) 趣味は一人旅・読書・買い物。 先輩に追いつけ追い越せと、 慣れない仕事にも一生懸命に立ち向かいます!



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22歳の恋と喪失
こんにちわユミです。
今日は日曜日・・・
ということで、10代最初の本の紹介です!!

今日の本は、

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片山恭一さんの
「ジョン・レノンを信じるな」です。

・内容紹介
一九八〇年十二月八日、ジョン・レノンは、ニューヨークの自宅マンション前で凶弾に倒れた。そしてその年の冬、僕は八年間付き合っていた恋人・玲を失った。世界がたちまちモノクロームに変じてしまったような喪失感のなかで、僕は同じ大学に通う渡辺由香里に出会うが、それは匿名の誰かの恋を代理したようなリアリティに欠けたものだった。そんなある日、僕はある出来事に遭遇する。二十二歳の恋と喪失、そしてその先にあるもの―。「世界の中心で、愛をさけぶ」の原点とも呼べる著者初の小説文庫化作品。

片山恭一さん、大学の先輩です。
この小説の中にたびたび出てくる校舎やテニスコートの描写も、「これうちの大学をイメージして書いたのかな〜」なんて考えながら何か親近感を感じながら読むことが出来ました。

片山さんのほかの作品を呼んでも感じることなのですが、
このひとの作品はいつもどこか「喪失」を感じさせるなぁ、とぼんやり思います。
どこかいつも物悲しいような、さびしいような…。

「生きているという事実に、生きていることの実感が伴わなかった。ぼくは生きている、存在する。にもかかわらず、ぼく自身は少しも明らかではない。」

この一文からも感じれるように、どこかいつも自分の生に対してリアリティが持てない、ぼんやりとした感覚がいつもあるのです。

物語は大学院進学をひかえた主人公が、自分の理想の人物であるジョン・レノンの死と恋人との別れから「現実ヘの違和感をかかえながら彷徨する」というもの。

自分の確たるものが見出せない、存在しているのかすら分からない。新たな女性や拾った猫との交流を通しても、自分はどこにいるのか、その人や猫と関わっているのはまるで「自分」ではないような、そんな足元の見えない不安定な「僕」。

ジョン・レノンがたびたび出てきて主人公に語りかけるくだりはよく分からなかったですが、そんなぼんやりとしてはっきりしない感がこの作品には妙にしっくりきていたように思えます。


特に発展もなかったラストですが、
こんなラストもたまにはいいと思いました。
「22歳の恋と喪失」、ぜひぼんやりと味わって、この世界に浸ってみてください。

テーマ:紹介したい本 - ジャンル:本・雑誌


永遠にそいつらより若い
こんにちわユミです。

8月に入ってしまいました。
なんと今年あと5ヶ月しかないらしいんですよ。ですよ。
時の流れは本当にはやいですね〜
私も今月で晴れて二十歳になってしまいます
10代最後の1週間!
気合入れて本を紹介します!

今週の本は〜

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津村記久子
「君は永遠にそいつらより若い」です。

・内容
身長175センチ、22歳、処女。
いや、「女の童貞」と呼んでほしい―就職が決まった大学四年生のだるい日常の底に潜む、うっすらとした、だが、すぐそこにある悪意。
そしてかすかな希望…?第21回太宰治賞受賞作。


物語のほとんどは、主人公ホリガイの不恰好な人間関係を、自虐を交えて描いていく。始めは、ただそんな面白おかしい青春小説かと思って読んでいました。
でも実はそうじゃないと気づいたのは読み進めていったうちのだいぶあと。

この小説にはさまざまな人物が出てきます。

よく読んでいくと、それらはすべて自分の身の回りにもいそうな人々。
他人に優越感を持つ寂しい小金持ち。刹那的な恋愛に永遠を信じるかわいそうな女。気弱な善人。繊細すぎる男。だるそうに見えて気概のある女。想像力のありすぎる孤独な女。

それらをすべて(無意識に)受け入れて、その上で客観的にそれらを「裁いている」ホリガイ。
そこにはとてつもなくでっかい愛も感じるし、同時に救おうともがくホリガイの無様な無力さも感じてしまえる小説なのです。

ホリガイは苦しんでいる人を救いたい、という気持ちの強い女です。
だからこそみんなホリガイに自分の悩みを話すし、寄り添ってしまうのではないでしょうか。
しかしその「救おう」とする気持ちは、一方で傷つけた側に対する憎悪にもなりえます。
ホリガイは同時にそんな強い憎悪も持ちえた、いつもスレスレのところを
歩いているような不安定な人間でもあるのです。


理不尽な力と真摯に向き合い、救われたい人たちの心の際を丁寧に描いた
深いテーマの隠された考えさせられる小説でした。


しかし、タイトルかっこいいですよね…笑
このタイトルの意味を考えながら読んでみてください

それでは♪

テーマ:紹介したい本 - ジャンル:本・雑誌


今年で千年目
こんにちわ、ユミです。

いよいよ暑くなってきました。夏本番です。
日焼け止め面倒とか思う自分は将来のシミ、ソバカスが心配です。
顔はちゃんと毎日塗ってるんですけどね。
腕とか脚はめんどいです

さて、そんな今週の1冊。

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瀬戸内寂聴さんの「女人源氏物語」です。

・内容紹介
比類なき美貌と知性を合せ持つ宮廷1の貴公子、光源氏とさまざまな女人たちの恋物語。千年の時を超え読みつがれる華麗なる王朝絵巻「源氏物語」。とばりの奥深く秘められた、愛の恍惚と苦悩を、女人たち自身のモノローグで紡ぎ出す鮮烈な「瀬戸内源氏」の世界。本巻では理想の男性・光源氏の誕生。亡き母の面影を慕う源氏はついに父帝の女御と罪深い1夜の逢瀬を持つ。年上の女人に魅かれる青年の情熱。

今年は源氏物語が書かれてちょうど1000年が経った年だそうです。
私がこれを読んだのは本当に偶然なのでびっくりしました。
「十人十色 『源氏』はおもしろい」(今は絶版?)という瀬戸内さんの対談集を読んだからなんですけどね

でもこれ、面白かったです〜!
すんごいわかりやすかった。今まで読んだ源氏物語訳のなかで一番。

今までぼんやりとしか見えてなかった光源氏が、
女の口から語らせることでどんな男なのかはっきりとイメージできました

簡単に言えば光源氏にかかわった女の人が
「あの男さー」みたいな感じで語ってる本です。笑
この本のキャッチコピーは「千年を超えて変わらないもの」。
恋愛の愛憎というのはいつの時代も変わらないのだな、としみじみ実感させられてしまいます。

今まで谷崎潤一郎、与謝野晶子、窪田空穂、円地文子、そして瀬戸内寂聴さんなど(あとは知らない・・・誰がいるんだろう)が源氏物語の現代語訳に挑んできましたが、この本の瀬戸内さんのユニークな試みは他に類を見ないもので、1000年目を迎えた今年、再度話題になっているんですね。
(初版は1988年らしい←私と同い年

確かに読みやすい。
しかも、作者独特の大胆な解釈が加えられていて、ちょいちょいびっくりさせられます。

たとえば、この1巻で言えば
桐壺がはっきりと光の君(源氏)が帝になってほしいと思っていることをはっきり書いているところ。
空蝉が実は光の君を好きであることをはっきりと書いているところ。
葵が物の怪の正体が六条の御息所であることに気づいていることをはっきりと書いているところ。
今まで「あれ、ひょっとしてそうなのかな?」と思わせる程度にぼかしている個所を明確に書いている!
これにはびっくりさせられました。

しかもちょいちょいドキドキさせられる会話も大胆に。
光の君が元服し、北の方となる葵と過ごす初めての夜に
義母の藤壺がお付きの女房と交わす会話。

「葵の上はいくつにおなりになったのかしら」
「たしか光の君より4つ上と聞いておりますから、17ですね」(的な。すごいうろおぼえ笑)
「・・・・・・わたくしとひとつしか違わないのね」


すごい会話です。
藤壺も光の君めっちゃ好きやん!て感じです。笑

ついつい熱く語ってしまいました。
とにかく、源氏物語に興味のない方も、気楽に読んでみるのもいいと思いますよ!


テーマ:オススメの本の紹介 - ジャンル:本・雑誌


新しい家族の形
こんにちわユミです

7月…やっぱ暑いですね〜
暑がりの自分としてはとろけそうです。
汗まみれで自転車こいでUCまで来ています
みなさんも一緒に夏をがんばってのりきりましょう

今週の本はこちら、

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わたしの大好きな作家さん、瀬尾まいこさんの「卵の緒」です。

・内容紹介
掴みどころはないけどとても確かなもの。親子も家族もそんな絆でつながっている。
僕は捨て子だ。その証拠に母さんは僕にへその緒を見せてくれない。代わりに卵の殻を見せて、僕を卵で産んだなんて言う。それでも、母さんは誰よりも僕を愛してくれる。「親子」の強く確かな絆を描く表題作。家庭の事情から、二人きりで暮らすことになった異母姉弟。初めて会う二人はぎくしゃくしていたが、やがて心を触れ合わせていく(「7's blood」)。優しい気持ちになれる感動の作品集。



この作品(卵の緒)は第7回坊ちゃん文学賞の大賞受賞作です。
この「坊ちゃん文学賞」、当時の私が一番気になっていた文学賞で、
コンセプトにとても興味がありました。
そんな時大賞をとったのがこの瀬尾まいこさん。
そんないきさつで私はこの作家さんにはとても注目しています。

話の内容もとてもおもしろい。詳しくは書きませんが、
言葉にしてしまうと陳腐になってしまいそうな難しいテーマをあえてシンプルに、
とげとげしくせず、さらりと書き上げています。
それでいて胸を打つ。
ほんとうにあたたかい作風の方だなあと思います。

表題作も「7's Blood」も、血の繋がってない親子、異母姉弟を描いているのですが、
血のつながりよりも濃いお互いを思いやる心があふれていて
日々わたしたちが忘れかけている大切なものをそっと教えてくれます。

新しい家族の形。
血縁よりもなによりも、確かなものでつながっている家族の形。


読んだ後、自分の家族を大切にしたくなってきます。
10代にオススメ!

テーマ:オススメの本の紹介 - ジャンル:本・雑誌


格別な寺
こんにちわユミです
もう6月29日ですよ。
6月の29日ですって。

毎週言ってますが
早いよ!

あと2日で7月ってどういうことなんですかね。
もう2008年、半年過ぎちゃいましたよ。
うぉ〜あと半年!なんかしてえ〜笑

さて、せっぱつまった今週の一冊です。

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宮元 健次さんの「京都 格別な寺」

・内容
権力を離れ、時代を超えてやすらぎを与える寺院の歴史ドラマ、さらに奥深い古都へ。

この本…歴史モノが好きな人にはたまらない一冊ではないでしょうか。
ラインナップとしては、

第1章 平安遷都の古寺たち
第2章 往生極楽の寺
第3章 夢窓疎石の寺
第4章 室町将軍の光と影
第5章 豊臣秀吉の神格化
第6章 徳川幕府の策略
第7章 日本建築の革新者


などなど、平安〜現代まで、幅広い時代を細かーくリサーチ。
ロマンあふれる京都の寺、それにまつわる謎がたくさんです。

一般のガイドブックとはタイプが違い、たとえば延暦寺ひとつでも、従来の「延暦寺といえばコレだろ!」という定番のエピソードはまったく扱われていません。天台宗・最澄・信長の焼き討ちなどには一切触れず、ほとんどが占星術・陰陽道などから割り出される「鬼門」「裏鬼門」を説明するために費やされています。

ガイドブックでは知る事の出来ない京都を知りたい人には最適の一冊。ひとつの寺の物語、 その背景を知ることによって今まで以上に味わい深い時間を過ごすことができるに違いありません。

また、のっけから京都を空襲から守ったウォーナーの美談が事実ではなかったというショーゲキの否定をされます。そのように、歴史の事実を淡々と並べてそこから謎ときをしていく過程は読んでいてドキドキします

とくに庭園にかける情熱は際立ってます。造園家の2巨匠、夢窓疎石と小堀遠州の庭園をこと細かに分析、「えー庭ってそこまで考えられて作られとんだ!」「あの石ってそんな意味が!」「そんな角度にこだわってんのか!」的なおどろきが満載です。

昔修学旅行で京都のお寺に行ったけど、そのときに知ってたらなぁ〜とひしひし。


それではまた♪

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